裏世界の歩き方【第93回】「エアドロップとIDOの銘柄紹介!」

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裏世界の歩き方【第92回】「BTCとETHとUSDとJPYの未来予想!」

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欲しがっている言葉は、投げかけてあげない -高橋優太

どうも、高橋優太です。 先日友人から、とある相談事を受けました。 彼はきっと肯定して欲しかったのだと思うのですが、それに気づきあえてドきつい否定意見を述べたのです。 なぜあえて否定意見を述べたのか? ドきつい意見を放ったことで、もしかしたら彼との関係にヒビが入ってしまう可能性もありました。 それでも、あえての否定意見を与えたのか。 人が成長するにはムチが必要。今回はアメとムチについてのお話になります。

私は相談されやすい体質である

あなたは相談されやすい体質である。マルかバツか? と問われたら、二重丸だと答えるほど様々な相談をいただきます。 それは本当にありがたいこと。 どんな相談事であれ、自分を頼ってもらえることはとても嬉しいと感じます。 それだけに、どんな相談事であっても本気全力で応えるようにしています。 冒頭でもお伝えしたように、時には否定意見で回答することがあります。それもソフト否定ではなく根本から崩すようなハードな否定意見として。 時にはというよりも、もしかしたら否定意見の方が多いかもしれませんね。 昔は肯定意見の比率の方が多かったかもしれませんが、いつしか逆転して否定意見の方が増え、そして今に至ります。 私に相談しても否定意見として返ってくる方が多い。 しかも心の奥深くをえぐるような否定をもらってしまうかもしれない。 それでも多くの方が、私に相談事を持ちかけてくれます。

知人から紹介された投資案件に参加しようか迷っている

先日、友人から「●●コインってどう?」と聞かれました。 どうやら、知人から●●コインに投資するように勧められ、買おうかどうか悩んでいるそうです。 このコラムを読んでいただいている方は金融リテラシーや仮想通貨に対しての知識が豊富な方が多いかと思いますので分かる言葉で説明すると、過去に流行ったジュビリーエースと似たようなモデル。です。 BTC、ETHのようなメジャー通貨で自社コインを購入させ、自社ストラテジーで運用。配当は自社コイン。ロック期間が約3年。 自社コインはすでに海外の新興取引所に上場していて、今なら市場価格ディスカウントで購入ができるとのこと。数ヶ月後に大きなIPが控えていて、発表されれば30倍は固い。MLMツリーを組んでいるので紹介報酬で稼ぐこともできるとのこと。 掘り下げるともっと細かな安心材料と言われる内容もあったのですが、これくらいお伝えすればなんとなく理解はできるかと思いますので、ここでは割愛させていただきます。 と、まぁこんな感じなのですが、うん、これは、よくある話だよね。 と自分は感じてしまいました。 私は2017年より仮想通貨市場にどっぷり浸かり、ビジネスレイヤーで活動していましたので、このような話はよく耳にしますし、仕掛けや設計を手伝った経験もあります。 このような話はとてもよくある話と感じてしまうのですが、みなさんはどう思いますか? 飽きるくらいよく耳にしたような投資案件? それとも真新しいと感じた投資案件? 私に相談を持ちかけた彼は、完全な投資初心者です。 株やFX、不動産などはほぼ触ったことがなく、ビットコインも買ったことがありません。 せいぜい保険関連の商品を触った程度の金融リテラシーです。 この投資初心者の彼からしたら、とても新しい話だったようです。 目をキラキラ輝かせ、30倍という言葉が頭の中で膨れ上がり、その他の情報が入らない状態になっていました。 専門家?としての私の意見が欲しいということで相談を受け、話を聞いていたのですが、彼の口からは「参加しようか迷っている」と何度も迷っているという言葉が出てきてはいたものの、言葉の節々では参加する気満々なのが伝わりました。 彼が言って欲しがる私の意見、それは「Yes」です。 「すごい良い案件だね!絶対参加した方がいいよ!そんな良い情報どこで仕入れられたの?人脈すごいね!オレもそれ参加したいよ!」 と、彼が言う仮想通貨の専門家である私が言ってくれるのを待っているように感じました。 そんな彼の心情を察し、私がアドバイスした内容。 それはもちろん「ドきついNO」です。 彼が理解できるよう言葉を噛み砕き、最大限の反対意見で返してあげました。

相談に乗るということは話を聞いてあげるということ

なぜ私に相談すると否定される可能性が高いと分かりながらも、こんな私に多くのリピーターが付くのでしょうか? 相談者がドMだから? それもあるかもしれませんが、大半の方は違います。 なぜ他人に相談をするのか? という部分から見ていきたいと思うのですが、あなたが人に相談をするときはどんな心境か? ちょっと思い浮かべてみてください。 人はなぜ他人に相談をするのか? それは、心が迷いを持っているからです。 心が決まると書いて「決心」と言います。 意志を決めると書いて「決意」と言います。 自分ひとりの力で決めることができれば誰かに相談をする必要はありませんが、自分ひとりの力で決めることができないから、人に相談するのです。 そんなの小学生でも分かるよ! と思ったかもしれませんが、本当に伝えたい内容はこの先。この前提条件をまず頭に思い描いてもらいたかったので、軽く解説させていただきました。 では「決心」「決意」を固めるタイミングは次のうちどこでしょうか? ①人に相談すると決めたとき ②人に相談している中で、自分の気持ちを伝えているとき ③人に相談している中で、相談相手と意見交換をしているとき ④相談相手からアドバイスをもらっているとき ⑤相談相手と別れた後、ひとりになって振り返ったとき 自分が過去誰かに相談をした経験を思い浮かべてみてください。 どのタイミングで決意しましたか? 今思い浮かべた事象に対し、決意したタイミングは人それぞれかと思います。 それが何番であっても正解です。 ただ私からの投げかけた問いの答えは、②になります。 もう少し細かくお伝えすると、②が50%くらい、③が30%くらい、そしてそれ以外の①④⑤の合計で20%くらいです。 そう、悩み相談の多くは、すでに人に伝えた時点で解決してしまうことがほとんどなのです。 過去の経験を振り返ってみて、どうでしょう? ②③ではすでに決心し、④で相手から何を言われてもすでに自分の気持ちが固まっていた経験は結構あるんじゃないでしょうか? 人に話すこと、それは相手に伝えるということです。 相手に伝えるためには、相手が理解できるように話をまとめなくてはいけません。 どういうことが起きていて、どういう点が解決できずにいて、何に悩んでいて、自分はどうしたいのか。 悩み事の多くは、自分の頭の中でその事象が整理できていないから悩むのです。 人に伝えるために整理した途端に、あれ?これってそもそもこうすればいいんじゃないの?と気づき、悩みが悩みでなくなるのです。 ②の「人に相談している中で自分の気持ちを伝えているとき」の次に③の「人に相談している中で、相談相手と意見交換をしているとき」も多い理由。それは相談者が相談相手に対してうまく伝えきれなかった時はこのタイミングで決意するからです。 多くの相談相手は、その悩みが理解できないときは、自然と不足部分について質問を投げかけます。 伝えきれていない部分がちゃんとストーリーとして埋まると、決意が固まるのです。 ここまで読んだ時点で勘のいいあなたは気づいたと思いますが、多くの相談事は相談を受けた人間の意見が取り入れられることは20%にも満たないということ。 どんな素晴らしいアドバイスをしたとしても、それに従ってくれる人は全体の10数%程度。10回に1回程度しか響かないのです。 あなたが誰かから相談を受けたとき、その相談の最後にあなたが相手にアドバイスをしたことに満足していたかと思うのですが、実はあなたの役目はその手前。話を「うんうん、そうだね。大変だったね」とひと通り聞いてあげた時点で終わっているのです。 正しい相談の受け方を理解しましたか? もしあなたが次に誰かから相談を受けた場合、正確なアドバイスを与えるよりも、相手の話を聞くことに全集中してあげてください。 相手から言葉が出なくなるまで、角度を変えて相手の言葉や気持ちを引き出してあげてください。 きっとその悩み事は解決することでしょう。

実は心は否定意見を欲しがっている

ここまでで、相談の正しい受け方についてお伝えしました。 相談のメインは相手の話を聞いてあげること。受け手の役目は聞いてあげ切った時点で終わり。 それを理解しながらも、私は話を聞いた後のアドバイスの部分に全力を注ぎます。 しかもあえての反対意見として。 それもできるだけ厳しめに伝えます。 なぜきつい否定意見を述べるのか? それは相手の決意や決心を確固たるものにしてあげるためです。 そう、これは私の優しさです。 そう思ってくれた方が、キツイ言葉を言われるのが分かっていながらリピートしてくれるんだと思います。 決意や決心が固まった時に、それとは真逆の意見が来たとしましょう。 この真逆の意見をもらったことで、自分の決めた気持ちが揺らぐこともあるかと思います。 もし真逆の意見をもらって気持ちが揺らいだとしたら、それはその程度の決意、決心だったということです。 中途半端で甘い決意、決心だったということです。 そんな甘い決心で行動を決められるのであれば、そもそも悩むことすら無駄だということです。 悩んでいる本人は無駄な悩みで無駄に時間や意識を持っていかれ、そしてその悩みを聞いてあげている私は、その彼の無駄に付き合わされて無駄な時間を過ごしているのです。 こんな結末になっては、良い結果は生まれない。お互いにとって有意義な時間は過ごせない。 そう思うからこそ、私は私のやり方で無駄を無くそうとします。 もしかしたら入り口が無駄レベルの悩みだったとしても、出口には、無駄ではなく有意義な時間を過ごせたとお互いが思えるようにしたい。 そう思ってドきつい否定意見を与えるのです。 ドきつい否定意見を与えてもなお決意が変わらない場合、相手は確固たる意志で前に進むことができるでしょう。 最終的にはそんな気持ちになった状態で送り出したい。 これは私の優しさという名のエゴかもしれません。

例に出した案件を最も効率よく乗っかり利益を取る方法

投資案件について相談をしてきてくれた彼に対して私が放った言葉は想像にお任せしますが、これを機に経験を積み、成長していって欲しいと切に願います。 先ほどの案件ですが、あれを聞いてみなさん、何を最初に思い浮かべましたか? 条件の中で「自社コインはすでに海外の新興取引所に上場している」「数ヶ月後に大きなIPが控えていて、発表されれば30倍は固い」というものがあったかと思いますが、もし私だったら市場に出回っているコインを安く買ってファンダメンタルが出て値上がりしたら即売り。3年も待たずに何倍か取れるなー・・・ と、そう思いました。 あの手の話はいかに早く乗っかり、そして早く離れるかが大事です。 3年も待たされてしまえば、仮に30倍になったとしてもそれ以上の可能性を取り逃すことになります。 それが仮想通貨市場ですからね。 ということで、どんなものでも手放せなくなる前に、いかにして逃げるか?という視点で見ることが重要なのです。 とは言え、先の案件のようなものでそれができるか?と言われると疑問が膨らみます。 ファンダメンタル指標を使って利益を取るという手法ですが、今回のケースでは厳しいと感じます。 言っていることが信憑性に欠けるのと、今や新興コインの単なるファンダメンタルでは価格は変動せず、市場相場の大きな波に反発できないのと、ファンダメンタルを使って巧妙に演出しないと微風も起こせないということ。 この辺りから見て利益を取るにはギャンブルが過ぎるなと思い、今回の話は微動打にせずノータッチです。 このような案件の検証や精査は、我々アベンチャーズでは日常的に行っております。 我々や会員の基に集まった案件について、議論と精査をかさね、精度を高めているからこそ、本当に美味しい案件に辿り着くことができるのです。 我々もまだまだ旅の途中。アベンチャーズでは一緒に一喜一憂し、喜びを分かち合える仲間を随時募集しております。