こんにちは!アベンチャーズのいとけんです。
いつもは動画で情報を届けておりますが、本コラムでは私が密かに感じているまだ動画にしていない内容を先出するテスト配信のような気持ちで執筆しております。
第四回目となる今回のテーマは「国家プロジェクトは一番信用ができない」です。
信用社会において最も信用が高い代表格、それは『国』でした。
今現在も『国』の信頼度は高いでしょうか?
そこに疑問を持つようになったので今回のコラムで解説させていただきます。
このコラムの読者の方は、起業家や投資家を想定しております。
この職種の方々は、個人、法人問わず様々な取引を経験されており、痛い目に会ったこともあるのではないでしょうか。
すると独自の信用チェック項目を持つようになります。
『若い人は取引リスクが高い』『事務所にコレがあると危険』『名前の漢字で偽名を見抜く』などノウハウが貯まっていきます。
もちろん良い項目もありますね。『〇〇さんの紹介は鉄板』『〇〇という組織の会員であれば信頼がおける』など。
これは経験則のなせる技です。
この嗅覚が一気に無価値になってしまうのが「国との取引」です。
国はそもそもが信用の塊のような印象があり、チェックが働かないということもあります。さらに、国との取引は頻繁にあることではないので、経験則が身に付きにくいという課題もあります。
最近伊藤が経験した国との取引での失敗談を共有させていただきます。
「〇〇大臣」との取引が白紙へ
代表的なものは利権です。利権獲得のために日々献金をしたり、会合に出たりと泥臭い営業をこなすのも起業家や投資家の華々しくない一面です。
日本では、2021年10月に衆議院選挙がありました。結果は周知の通り、大臣がほぼ入れ替わり新しい内閣が発足しました。
当然、いままでやっていた営業活動は無になります。
もちろん選挙の仕組み上、とても正しい民主主義のあり方です。
ただ、こんなに高頻度で人が入れ替わると国と絡めた仕事をやる立場からすると本当に何も進まないというデメリットが生じます。
残念ながら内閣入りができなかった元大臣の方々を継続して支援させていただき、なんとか今までの活動の身を結びたいと考えております。
それにしても一夜で何もかも変わるとは、、国との取引はギャンブルですね(笑)
※写真はイメージです。鳩山さんはめちゃくちゃ良い人でした。
全然何も共有してもらえない国家機密
当然と言えば当然ですが、いくら仲間だとしても一般市民に機密に相当するものを開示するわけには行けません。それは伊藤も認識しております。
機密とはどこからが機密でしょうか?
公にしていないものは全て機密です。
例えば、その日何を食べたか?という話も機密です。
何を食べたか知りたいわけではなく、スケジュール調整がめちゃくちゃ大変で打ち合わせができないし、話がどこまで進んでいるかもわかりません。
仕事仲間として認識しているのはこちらだけで、話はどんどん進んでいき、知るのはニュースで大衆と同じタイミングで決定事項を知らされます。
要はやりにくいので仕事がうまくいきにくいということです(笑)
どんな大きな仕事をしているのだ!?と感じる方もいるかもしれませんが、至ってシンプルに要人の渡航サポートだったり、土地の開発計画だったり本当に普通のビジネスです。
いつ、どこで、誰が、どんな目的で、いくらの予算をという話がない状態でのビジネス展開は忖度なしには進まず、まさにギャンブルです。
国家プロジェクトは凍結しやすい
国家プロジェクトへ投資をすることもあります。国が予算を割いて、国会で決定し、着工したビジネスであれば、まず間違いなく進むと考えるのが投資家の悲しい性です。
普通に考えれば、ここまで慎重に事を進めているにもかかわらずビジネスが滞る原因は、何か天災が起きたり、想定外の天変地異か何かだと思ってしまいます。
じつは、国家プロジェクトは意外なところから破綻します。
不祥事です。某週刊誌の記者の方は本当に日本国を潰せるぐらいの秘密を握っており伊藤は個人的に海外の一流スパイの集団なのではないかと勘繰っております。
国の一挙手一投足は1億人以上の国民に監視されており100%完璧な状況でなければなりません。
『100%完璧』なんていう言葉は、いまの小学生でも言わないような表現ですが、国はこれを守らないといけない立場です。
そして、悲しいことに100%完璧であることは早々なく、多くのプロジェクトが何かしらの不祥事や告発によりストップします。
こんなにやったのに、、もったいない。。と考えるまもなくプロジェクトは数十年単位で凍結します。資金回収はもちろん不可能です。
国との取引はギャンブルの一言
今回の事例以外にも、多くの方が『国なら大丈夫!』と思って投資やビジネスをしているのではないでしょうか?
国こそが本当に信用チェックが必要な取引相手であり、後で問題が生じても修正が効かないというギャンブルリスクが高いということをご認識ください。
そんなギャンブルリスクを抱えてなぜ人は国と取引をするのか。
それは、某不動産会社の「地図に載る仕事」という理念と近く、国との仕事を成功させると「歴史に残る仕事」になるためです。
自分がその時代に生きた証明とも言える結果を残せることは、とても満たされる経験となります。
これからも良い意味で歴史に残せるように日本国だけでなく、各国と取引を継続していきたいと思います。
コラムで取り上げて欲しい内容があれば、お気軽に伊藤のSNSアカウントへお気軽にメッセージを送ってください。
また次回のコラムも楽しみに!